英会話スクールへ英検,TOEICやTOEFLなどの強化を目的で行く人がいます。しかし、TOEICやTOEFLなどの英語と英会話スクールで学習する英会話は根本的に異なっていますので、英検1級やTOEIC800点目指す人は後悔することになると思います。
英検の試験はどちらかというと古い内容ですから、英会話スクールで学んだ今風の会話が、かえってマイナスになる場合がありのです。
たとえば、TOEIC（国際コミュニケーション英語能力テスト）などビジネス英語の検定試験で結構いい成績をとっていても、英検では不合格になったりします。英検では、ひとつの会話を聞いて言葉の定義を示したりする試験がありますが、こうした言葉の定義などは普通の英会話コースでは学べないことがあります。
もちろんリスニングなど会話的な試験は共通していますから、ごく普通の会話なら、英会話スクールで学んだ英語で、会話の流れや文脈からだいたい理解できるでしょう。
もちろん、しっかりした英会話スクールであれば、講師、テキスト、教授法とも充実していますので、何時間勉強したら、TOEIC、TOEFL（アメリカ、カナダの大学への留学希望者が受けなければならない英語能力テスト）などの成績はこのくらいの点数になるというプログラムをもっているはずです。また、定期的に、TOEIC、TOEFLなどの試験を受けてみるのも、自分の進歩がはっきりとわかるので、いいことだと思います。
しかし、もしTOEICやアメリカやカナダの大学への入学を目指すのであれば、TOEICコースやTOEFLコースを設けている英会話スクールに入学してそのコースを取るべきです。
オーストラリアやイギリスなどの大学入学ならばIELTSという試験で一定の得点が必要となります。
ちなみにアトラスマンツーマン英会話では、「プレミアムコース」として目的別に設けられてます。一般的な英会話スクールで検定用のコースを設けているところは三分の一以下です。英会話スクールは、試験合格用の予備校ではないことに注意してください。
英会話スクールの教室で適当に講師と会話して、「あっ、今日は会話の流れが何となくわかったから、少しは上達したな」と、その場で思うだけでは、実際には試験に合格するような実力がついているとは限りません。
TOEFLやTOEICコースの場合、資格試験に合格するのが目的です。読解力、基礎的な文法力、リスニング、ボキャブラリーの豊富さと総合的な力が要求されるので、まず模擬試験を受けて、自分のレベルを確認してから、弱いところを補います。
それぞれの試験対策教材やテープを使ってリスニングを練習します。また、英文全体の内容や段落ごとの内容を一語一語理解するのではなく、短時間で把握する練習などを行います。これらのコースで教える講師は、それぞれの試験の専門家ではなくてはなりません。
英検資格コースを設けているスクールにも、日本人のスペシャリスト講師や日本語を話せる英語が母国語の外国人講師がいて、試験対策用の英語をきちんと教えてくれます。
ですから、英会話を学ぶ時は、自分が何のために学ぶのかという目的をはっきりと定め、その目的によって、もっとも適切なスクールを選ぶ必要があります。
