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こんな英会話スクールは日本に必要なのでしょうか?

 

今から9年前の2000年、日本全国に英会話スクールは満ち溢れ、書店に行けば、英語関係の本がずいぶん並んでいました。英会話スクールに通う人もテレビCMや番組の特集などで露出が増えると同時に増えました。しかし英会話が上達している人はいっこうに増えていないのではないでしょうか。

英会話スクールの宣伝を見ると、英語はいとも簡単に身に付くことができるように思わせます。英会話の本も「3週間でペラペラになり」「これだけの単語を知ってれば、もう英語は自由自在にあやつれる」と立派なことばかり書いてあります。しかし、ここ数年で日本人の一般的な英会話力が上がったデータや話は聞きませんから、どこかに問題があるはずです。

それにしても、日本人がこれほどまでに英会話に熱中する理由がいまひとつはっきりしませんでした。教養を高めるため、趣味として、仕事の関係で……理由はさまざまでしょうが、それなりに取り組んでいる人が大勢いることも確かです。逆に、ひまつぶしや単なるファッション感覚、国際化(この意味自体が2009年時点で日本にいて不明)グローバリゼーションという意味か?などの波の中で英語が話せないと遅れを取ると思っている、など特に地方都市ではっきりしない人もたくさんいて、日本では「英語」が独り歩きをしてしまっている気がするのです。

2007年10月に旧NOVAが倒産、国内50%のシェアを誇った大手英会話スクールさえたかだか数カ月ですべてを失ったわけです。結論を先に行ってしまうと、単なる英会話ブームにのせられてスクールに通い始めた人たちが英会話上達を望むのは難しいということです。

十数年にわたる米国、日本での創業、経営、講師の経験から他の人がブログで書かなかったことも書いてきました。英会話スクールの実態、外国人講師のこと、考え方、生活、経営の問題点など。ついに核心に入った内容で行きますのでくれぐれも見逃さないようお願いします。

このブログを読んだら、英会話スクールのテレビCMや電車広告はもう素直に受け入れられないでしょう。しかし、あなたの英会話が上達する第一歩かもしれないのです。

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