大阪・名古屋エリアのマンツーマン英会話

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大手英会話スクールのような儲け主義(ビジネス優先主義)が生徒も講師もダメにする?

 

英会話スクールを教育という感覚でとらえれば、少なくても講師と生徒の間には多少なりとも人間的交流がなければなりません。しかし現実的には、1人の生徒を教える期間は3ヶ月で12時間程度に過ぎずません。

大手の英会話スクールでは1年のプログラムで普通30万円以上を前払いやローンで払ったにもかかわらず途中でやめるケースも75%近くあります。もちろん返金して欲しいと言わないと残りの受講料は返金されません。

大手スクール経営者側の考え方としては、レッスン料も入会金も欲しいわけですから、本当のことを言えば、誰も卒業させず、常時新入生を募集して増やせばもっと儲ける仕組みになります。

ある大手英会話スクールでは、生徒の上達に合わせてレベル1~10までランクを定めて、3ヶ月過ぎると上達しようがしまいが自動的にランクを上げていました。ところが既にレベル10を終えて卒業した人でも、実はまだレベル2から上達していない人が大勢存在しています。

そこでこの大手スクールは、レベル2のA,B,Cというようにさらに新しいランクを設けてレッスンを受けさせ続けているのです。ランクを下げると生徒はプライドを傷つけられてと途中でやめてしまいます。それよりもレッスンを受けさせ続けてレッスン料をもらったほうが、スクール側にとっては当然プラスになるわけです。

グループレッスン大手スクールの経営者側は、たとえばグループレッスンで3人が入学してくる際に、グループレッスン希望者だと30万円×10人で300万円のお金が入ると考えます。

しかし、講師としては10人のうち6人が同じレベルで他の4人が低いレベルだと非常に教えにくいのです。経営者側は少しでも儲けなければなりませんから、レベルの異った生徒もちろんレベルチェックも正当ではなく、同じクラスに入れます。なぜレベルに応じたクラス編成をしないかといえば、たとえば6人と4人のクラスに分けると、講師の給料も倍の2クラス分を支払うことになって赤字になるからです。

グループレッスンでの生徒のレベルがバラバラのクラスを担当する講師の苦労は並大抵のことではありません。小学生と高校生が一緒にいるクラスを教えているようなものですから。

そうした経営の裏事情を知らない講師たちは、スクール側が生徒のためになるように、レベルが違う人たちを意図的に同じクラスに入れたのだと思っています。ですから講師たちは多少の疑問を抱きながらも、スクール側の方針に文句も言わず、苦労しながらレッスンを続けていくのです。

基本的には1人の生徒に対してずっと同じ1人の講師がついて教えるアトラスのようなマンツーマンレッスンが理想的ですが、金銭的に無理があります。それが不可能なら、せめてレベルが同じ生徒を3人なら3人集めたクラスを編成してほしいものです。

英会話スクールが教育の場ではなく一つの産業と考えて儲けることは決して悪いことではありませんが、やはり生徒のレベルに応じたクラス編成は最低限のルールではないでしょうか?

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