ある商社の貿易部門で社会人のスタートを切ったばかりのAtlasに通う20代の男性は、将来の海外赴任を見越して高校卒業以来さぼっていた英語の勉強を始めることにし、まずは英会話スクールに通うことに決めた。
いざ英会話といっても、たくさんありすぎてどこにしていいのか判断に迷い、持前の行動力で休日をつぶして、英語関係の雑誌から自分の希望に合っていそうな英会話スクール7カ所を選び、すべてを自分の足で調べて歩いたという。
この方の設定した自分なりの条件とは、①勤務場所から近いこと。遠くても電車一本で行けること ②レッスン料の予算は月に1万5千円程度 ③勤務の都合上、何時でも受けられるマンツーマンレッスンを選べること ④一応の目安として、1年間で仕事ができる程度の会話力が身につけられることをモノサシに各英会話スクールを比較してみた。
「インタビュー(取材)」の結果、大手の英会話スクールでは個人に合わせたマンツーマンレッスンを取ることができないことがわかった。4回45分で3万円以上するからである。いわゆる個人のわがままの部分が多ければ多いほどレッスン料も高くなることになるのはほとんどの英会話スクールでも同じで、特にマンツーマンレッスンになると1回40分~50分につき8千円とかなり割高。
さしあたって、海外赴任の予定がないこともあって、彼はウオーミングアップのつまりで職場に近いアトラスマンツーマン英会話に決めたという。
「最初に応対してくれた人の感じが良かったのと、実際に教室を見せてもらったら、何となく自分に合う気がしただけの理由です」というのが、
実際、応対の思いスクールも少なくない、口の利き方が悪いというのではなく、いかに懇切丁寧に教えてくれるかという一点につきる。いわば、相手の立場に立って上手なカウンセリングをしてくれるかが決め手になったといってもいいでしょう。単にスクール案内のパンフレットをくれるだけではいったいどんなレッスンをしているのかもわからないし、あての英語力がどのくらいなのか、その人に合ったレッスンの組み合わせはどうしたらいいのか、パンフレットやホームページに載っている金髪碧眼の外国人講師の美辞麗句は生の声が聞こえてこないとも感じるそうだ。
「体験レッスンに行って自分なりに先生と話して、ここだという直感が働いたような気がしますね。友達に話を聞くと、誰もが知っている大手スクールに2年間通ってぜんぜん上達しないで終わってしまったという人もいて、そういう人はみんなロクに下調べをしないでスクールを決めているんですね」と言う。
最終的に選んだレッスンのメニューは、週1回で60分3,000円の毎回払い。+カウンセリング付きのプレミアムコース。先生は担当制で在日6年目のカリフォルニア出身の30代アメリカ人男性Rob。テキストはレベルが上がるにつれて少しずつ難しくなっていくシステム、英会話の初歩には先生がくるくる代わるよりは、同じ方が上達に早いというのは今や語学上達の常識になっている。
最初の3ヵ月で感じたことは、アメリカ人の英語にしてはゆっくりしゃべるということだそう。あとで講師に聞いてわかったことは、ゆっくりすぎるくらいで発音していくことが後々の上達にかなり影響するということと話していた。
今では、アメリカ人が普通のスピードでしゃべってもついていけるほどの聞き取り力をつけた彼だが、先生が良かったと今でも信じています。彼と一緒に始めた職場の同僚は大手のグループレッスンを受けたにもかかわらず、さっぱり上達しないままで1年を終えたそうです。入学したときは同僚の方が聞き取りを始め、しゃべるほうでも一歩も二歩もリードしていたのに、いつの間にやら逆転してしまったそうです。もちろん、同僚より彼の方が一生懸命に努力したせいもあるが、聞くところによると、同僚のクラス担任はグループレッスンなのであまり熱心に教えてくれなかったそうです。
ポイント:講師は経験豊富な人を選べ。上達のスピードに大きな違いを生む!