日本人はその場の雰囲気を壊さないように気を使う国民性を持っています。
旅行や仕事でアメリカへ行ったことがある人なら経験したことがあると思いますが、とにかくアメリカ人は一般的にはっきりと自分の意思を主張します。これは子供の頃からそのように教育されてきたので仕方がないというか、とても自然なことです。
だからこそ、はっきりと自分の意志を主張する人たちの使っている言語である英語を勉強する際には、「英語では自分の意見をはっきり言う」という心構えがとても重要です。
日本では口数が少なくてもいい。気遣いを発揮してもいい。ただし、英語で話そうという時には自分の考えていることをきちんと口に出して言わないと文字通り「お話し」にならなくなってしまいます。
選挙で大勝した民主党が政権交代した際、日本とアメリカの関係性について心配されていますが、貿易摩擦や安全保障などの原因が「文化の違い」から発しているという意見もあるくらいです。
日本人はその場ではっきりとした意見を言わない。あとで言っても相手に聞く耳を持とうとしないのが世界の大半の人が考えているルールだと知っておいて欲しいです。
アメリカの大統領がロシアの大統領と会議をしたとき「日本人のイエスには気をつけたほうがいい」とアドバイスしたのはこうした文化的なギャップに裏打ちされたものに違いありません。
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