言いたいことを、なかなか英文にできません。何から書き出せばいいのか、どのように文を組み立てればいいのかさっぱりです。
どうすれば書けるようになれますか?
Answer
英作文を書ければ、英会話の上達が早くなることはご存知でしたか?
例えば、「すみません、お名前がよく聞き取れなかったので、もう1度うかがってよろしいですか?」と言いたい場合、I'm sorry. I didn't quite catch your name. So, may I have your name again, please? という英文を作文できなければ、もちろんそのように英語で言えません。
日頃から英語で文章を作るトレーニングをしていくことが大切です。
1.英語で日記を書いてみよう
そこで、より実践的な方法として、英語で日記を書く練習をしましょう。日記なら1行から気軽に書けますし、「1日1回」というサイクルが作りやすいためです。また、自分の身の周りの出来事や、感想や意見というものは、実際に英会話をするときにダイレクトに使えるため、実は参考書よりも実用的なものなのです。
それでも、いきなり今日の出来事をすべて英語で書くことはとても難しく、なかなかできることではありません。そこで、日記のタイトルから実践してみましょう。日本語で書いた日記の内容に即して英文をつけていくのです。単語や文法を調べて、1文だけ頑張って作ってみましょう。どうしても文章が作れなければ、テキストの例文を単語だけ入れ替えて使うのでも構いません。
そのかわり、必ず毎日続けていきましょう。
慣れてきたら、今度はその日の天気や、その日の会話の一部などと、書く内容を少しずつ増やしていきます。これらは多くのテキストに例文が載っているので、難しくありません。
2.ブログやSNS、ツイッターなどを使って人に伝えてみましょう
英語で日記をつける習慣ができたら、今度はブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で英語版mixiのFace bookなど)、ツイッターで日記を公開してみましょう。自分の英文は人に伝わるかどうか、腕試しにもなりますし、感想をもらえるとモチベーションが上がります。人に読ませる文章だという緊張感も、気を引き締めてくれます。
Mixi(ミクシィ)は日本国内最大のSNSで、ここでなら日記の公開設定を非公開・友人まで公開・全体に公開と設定できますので、自分の自信の程度によって読ませる範囲を限定できるのでおすすめです。上級者になると、世界で2億人以上のユーザーが登録しているというSNS、MySpaceやFacebookでなら、50ヵ国にも及ぶ国の人と交流することができます。面と向かっての会話に自信がなくても、ネット上でメッセージや日記を読み合うことならできるのではないでしょうか。
また、ネイティブとの交流で、新しい英語表現や実用的な言い回しを知ることができます。
英語はコミュニケーションツールです。自分で文章を作れるようになったら、積極的に外へ向かって発信していきましょう。
3.日本のイメージは世界1位!
世界56カ国12万人を対象にした「好感のもてる国はどこか」というアンケートで、2007年以降、日本はずっと1位で、最も好感の持てる国に選ばれています。すごいことですよね。
たしかに海外旅行などでいろいろな国をまわると、世界には思っている以上に親日家が多いことに気づかされます。特にヨーロッパや中東で「日本の家電製品や車は実に性能がいい」「日本人は礼儀正しく謙虚で優しい人ばかりだ」「日本は自然豊かで伝統文化があり、清潔な国だ。いつか行ってみたい」という話を聞かされたりします。
それだけ日本に関心が深いということの表れだと思います。そういった諸外国の人たちとコミュニケートできないのは、とてももったいない気がしてしまいます。
せめて、日本文化について説明できるくらいの英語は、ものにしておきたいですね。