最近の美容室やエステサロンも大きくなった。しかしAtlasの校内に入ってみると、レイアウトのセンスに驚かされてしまう。一瞬、日本ではなく、海外にいるような感覚になる。 カウンターには2人の若い受付を担当している女性が軽く会釈をし微笑む。その横にはモデルのような外国人男性が話しかけるように接近してくる。もちろん話す言葉は英語によるコミュニケーションだ。 大きな窓が並んでおり、自然採光を行っている。天井にはダウンライトや暖色系のLEDライトが一つひとつのレッスンブースを照らしている。もちろん夏冬の冷暖房を調整し光熱費を節約している。 天井が高いために圧迫感は全くない。これほど良くできたレイアウトの語学学校はあまり見当たらないだろう。 普通、オフィスや英会話スクールのフロアはOAで色は薄い青やグレーが多い。多くのテナントビルで回復工事を求める条件が青やグレーだからだ。Atlasのフロアカーペットの色は黒やダークブラウンに縞が入っているパターンが良く目立っている。 新規オープンによる教室レイアウト作りは専門のスタッフによりセンチ単位で製図がひかれる。大阪梅田ランゲージスペースの新規オープンの際は、オーダーを受けたパーテーションのメーカーは、いったん倉庫に入り、サイズの確認などで仕分けされた後、教室に次々と運ばれていく。 パーテーションはcross docking(クロスドッキング)方式である。高さ190センチのラ―ジサイズ、160センチのミディアムサイズ、110センチのスモールサイズがずらりと並び、その日のうちか、その翌日に業者が製図とにらめっこしながら組み立てていく。在庫スペースはない。 100センチのパーテーションの上にはスクリーンと呼ばれる半透明の窓が付けられる。これが2セット40枚あり、完成品を見るとかなり壮大なレイアウトになる。 Atlasの校内レイアウトは、全国どのLSを見てもほとんど同じである。これまでの経験から最も効率的な配置を考え本社で一括発注しコスト削減に努めている。 約50坪のLS面積の80%はレッスンブースで生徒と講師が利用できるスペースということである。その他テレビやブルーレイ、500冊を超える英語や外国語のテキスト、教材、旅行ガイド、写真集、書籍、漫画などが並んでいる。韓流コーナーや中国語コーナーという韓国語や中国語の2大アジア言語を学ぶきっかけともなるドラマや映画スターを扱った書籍や写真集を設けている。英語以外にはこの大2言語に力を注いでいるように感じられる。 Atlasは同じ教室内に英語以外のサロンやコーナーなどを併設しているのだ。 Atlasのレッスンテーブルは、お互いが向き合う角度になっています。これは心の緊張を解いて会話がはずみむように設計されているという心理効果を狙っているとのことです。 そんな心理的効果も計算しつくしたオリジナルなレッスンテーブルで、気持ちよく講師を独り占めできるマンツーマンレッスンが受けられるようだ。担当者によると、英会話の大きな壁は、間違えたら恥ずかしいという気持ちだということだ。 これが日本人の英会話上達を阻んでいると言う言語学者の意見もあるほどだ。しかし、マンツーマンレッスンならば他人の目を気にすることなく、思う存分話すことができるのではないだろうか。しかもリラックスしてたくさん話せて、どんどん上達できる。それがAtlasマンツーマン英会話のレッスンなのだ。 |
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