一般的にいって、安ければそれなりのレッスンしか受けられないものです。短期で集中した中身の濃いレッスンを望むのなら、大きな投資をしてそれなりの効果を得る方が結局は得することになると、この道10年の大手英会話スクールのマネージャーは言います。
いちばん損なのは、中途半端なやり方で1,2年ぐらい続けるタイプだと思います。いつまでたっても初心者と中級あたりを行ったり来たりしていて、実践的な会話をほとんど身につかないでしょう。本人も「英語ってむずかしい」とボヤいているだけのことが多いのも事実です。
15年前以上、私自信もアメリカの大学生だったのですが、「アメリカの学生は高いレッスン料を自分が貯めたお金から払っているので、当然、大学からもそれなりの見返りがなければ、大学の評判も落ちる」のがアメリカです。
お金だけを払って、レッスンの内容にはそれほど厳しい目を向けない日本人は教える側からするとコントロールしやすいですし、ちょっと手を抜いても文句が出ないので安心」とアトラスの講師であるカリフォルニア州出身のJasminは言います。
「ちょっと英会話をやってみようかなというのもいいけど、できれば何かちゃんとした目的があるほうが上達は早い」と言うのがこれまたアトラス講師、ロンドン出身のジョン。
「日本人ほど英語が好きな人が多い国民は世界でも珍しい世界の英語教育に使われているお金の半分は日本人だっていうじゃない。そんなにたくさんお金を使っているのに、うまくならないのが不思議だね」と付け加える。
気前よく英語にお金を使っているわりには「日本人は英語が下手」という評判が一向になくならないのはその使いどころを間違えているからかもしれません。私は大手英会話スクールに行くこと自体が問題だと10年前より考えています。
気分でお金を使っている限り、第2のNOVAのような学校が登場するのは時間の問題だと思います。
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